「日立の樹」と「ハワイの風景」の壁紙です。「ハワイの風景」の写真は、毎月更新しています。
お使いのディスプレイ解像度にあった画像サイズをお選びください。
11月の壁紙は、ワイアラエ・ビーチパークの写真です。
オアフ島のダイヤモンドヘッドの東側にある、閑静なカハラ地区に位置するワイアラエ・ビーチパークは、自分がプロデュースしている「ビーチ・ウエディング」のロケーションとして、頻繁に訪れているビーチです。ワイキキから車で10分ほどの距離にもかかわらず、海をバックにした写真を撮ってもビル群が映り込むことがありません。しかも、遠浅の海で波も穏やか。天気も比較的安定しているため、結婚式にはピッタリの定番ビーチなのです。
この写真を撮ったのも、ビーチ・ウエディングの日でした。とても高く感じられた空に浮かんだ雲が、綿菓子のように見えて可愛かったので、式の記念写真のひとコマにちょうどいいとシャッターを切ったように記憶しています。「ハワイの絶景」とはいえないまでも、「ハワイの定番風景」といえる写真ではないでしょうか。
いつまでも変わることなく、みんなに愛され続けているからこその定番。私は、そんなふうに思っています。このところのハワイブームもあって、リピーターのお客様が増え、「ガイドブックには出ていない穴場探し」が流行になってきているようですが、私は、何度訪れても変わらない風景が、やっぱり一番好きです。
“旅のコーディネーター”の仕事を始めた頃、「毎日毎日、同じような場所を回っていると、飽きがくることになるのかな…」と心配していました。実際は取り越し苦労で、同じ景色であっても、毎日何かが違っています。空の色、雲の形、太陽の位置で、すっかり変わる海の色。雨が降れば虹が現れ、嵐が近づけば遠くに立つ波も高くなる。「いつもと同じじゃないか」と思ったことは、今まで一度もありません。
「何度もハワイに行っている」というリピーターであっても、「ハワイの定番」を心から楽しめるようになってこそ、「本物のハワイ通」といえるのではないでしょうか。 (壁紙写真と文:晴子・ヘインズ)