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一流シェフのまかないが食べられるツアー

2012年10月16日 07時00分

超一流フレンチのまかないですぜ!?

[拡大写真]

知人と街を散策している際の話。ぶらりと洋服屋に入り、そこで知人が店員さんに一言。「お兄さんと同じ服って売ってますか?」。
傍から見てて大胆な買い物法だとも思ったが、彼は日頃からそのようなやり方をしているらしいのだ。他にも、美容院で「お兄さんの同じ髪型にできますか?」とオーダーしてみたり。でも、それっていいよねぇ。だって、絶好のサンプルが目の前にいるんだもの。
じゃあ、私は料理店で同じことをしてみたい。「シェフが食べてるメニューと同じものを持ってきてくれます?」って。要するに、まかない料理に興味がある。「我々の知らないところで、内緒で美味しいものを食べてるんじゃないか?」という幻想を、私は昔から抱いていたのだ、チキショウめ。

そこで、こんな企画に注目してみました。株式会社ルクサでは「一流シェフのまかないツアー」を、9月より実施している。
ツアー内容は、タイトルの通り。これに参加すると、普段はレストランスタッフしか食べることのできない“まかない”の体験権をゲットできるらしい。
「『お得に贅沢体験』をテーマに、普段は入ることのできない企業の社食を体験できるツアーを以前より当社では実施しておりました。そして、9月からは新たに“まかない”をテーマとした体験ツアーを手掛けております」(同社・担当者)
わかってるねぇ! 何しろ「美味しい“まかない”が作れてこそ一人前」と料理界では言われてるらしいじゃない? 一度、体験してみたかったんだ。

そしてやってきました、当日が。場所は、ミシュラン初版2008年から5年連続で星を獲得しているフレンチレストラン「L’EMBERIR(ランベリー)」。問答無用の超一流フレンチです。
参加者を見ると、下は20代後半の女性から上は70代の男性の姿まで見受けられるな。皆さん、さぞかし楽しみだったでしょう?
……と言っている間に現れたのは、同店の代表取締役でもある岸本シェフ。
「なんで皆さん、そんなに“まかない”に興味があるのか不思議でしょうがない! だって昼から夜から、僕らは毎日食べてますよ!?」(岸本シェフ)
それが、食べたかったんです! 参加者は「何を食べてるんだろう?」、「“まかない”って、美味しいらしいじゃない?」というモチベーションを抱えてやって来ているわけで。

関連写真

フレンチのまかないに『牛すじ丼』。だが、今まで体験した丼ものとは明らかに違いました。

『ハマグリのクラムチャウダー』。“まかない”と言えども上品でした。さすがは、一流フランスレストランである。

「厨房ツアー」の様子。こんな場所、初めて入った!

ツアー参加者の質問に答える岸本シェフ。貴重な機会だ。

ライター情報: 寺西ジャジューカ

1978年生まれ。ブライアン・ジョーンズとビートたけしと前田日明と大江慎也と有吉弘行を敬愛する。
好物=局アナ、篠田麻里子

Twitter:@T_joujouka
Facebook:寺西ジャジューカ

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