「リストランテ イル デジデリオ」で開催されたまかないツアー。12月に東京と大阪で実施予定の第4回、第5回は、11月後半から募集開始予定
一流シェフが作る有名レストランの「まかない食」が食べられる…そんなツアーを、タイムセールサイトの「ルクサ」が今秋からスタートした。同ツアーは厨房でシェフの“技”を見学できたり、新作スイーツを試食できるとあって大人気に。1週間の募集期間内に6524人が応募、倍率650倍というプラチナチケットとなった。
実はルクサでは、これまでも有名企業の社員食堂体験ツアーを実施しており、10~15人の参加枠に平均306倍もの応募が殺到するなど人気を集めていた。まかない食ツアーは、いわばその進化系ともいうべき企画。いずれも「お金では買えないプレミアムな体験」がウリだが、今回は特に「客として来店しても味わえない」レアさが魅力のようだ。
だが、一流レストランとはいえ、“まかない食”は、一般メニューに載る料理とは素材も作る手間ひまも異なるはず。果たしてツアー参加者の期待に応えられるような一品が供されるのだろうか?
「まかない食は料理人にとって真剣勝負なんですよ。まかない食がおいしくないと、店のスタッフがお客さんに心から料理を勧められませんから。だからまかない食を作るのも料理人の大切な仕事なのです」とは、同ツアーが開催された南青山の「リストランテ イル デジデリオ」の佐藤真一シェフ。佐藤シェフによれば、まかない食作りは料理人としての修業にもなるという。基本的にはお店で出す料理の余り食材を使うため、材料の種類はさほど変化しない。いかに同じ食材からバリエーションに富んだ料理を作れるか、毎日の試行錯誤や創意工夫が必要というわけだ。
「焼いてから煮る、干してみる、他分野の料理法を取り入れるなど限られた食材からいかに異なる味を引き出すか、日々探求です」(同)
いやはや、まかない食が、こんなに奥が深い世界だったとは。そう聞いたらますます食べてみたくなりました!
(駒形四郎)
注目記事ピックアップ!
- ハラオチありがとう
- みなさまのハラオチは、記事のハラオチ度として、☆5段階で表示されます
投稿フォーム
同じ記事やパーソナリティに対するお便り、サイト全体に対するお便りは、5分間に1度の投稿とさせていただいています。
5分後に、再度お試しください。