２２日、伝染性単核球症と肝機能障害で緊急入院していた爆笑問題の田中裕二（４７）が、番組収録前に復帰会見を行った。
「まだ入院中ですけど、病院から出ていいとＯＫが出ました。最初は卵１個のんだみたいに扁桃が腫れていたので」としゃがれた声で説明。報道陣からは「また“タマ”ですか？」とツッコまれていた。
入院中、相方の太田光（４７）が代役を務めた「Ｓ☆１」（ＴＢＳ）の生放送を病床でうなりながら見たという田中は、「アイツのは司会じゃない、破壊。（スポーツ番組なのに）王、長嶋とペレ、ベッケンバウアー以外、知らないんだから。頼まれて仕方なくやってるのに、出たら出たで“あんなやつにやらせるな”とか言われてかわいそう」とコメント。
また、今回の入院とは別に１２月１８日に扁桃を切除する手術を行うことを明かし、太田も同じ病院で同じ日に声帯ポリープの手術を行うという。田中は「選挙じゃないけど、爆笑問題はダブル手術やります！」と宣言。しかし、当初は「年内復帰は厳しいといわれていた田中がたった１０日で超早期復帰したのには事情がある」というのは、テレビ関係者だ。こう続ける。
「『Ｓ☆１』はレギュラーゲストの楽天の野村克也元監督が声を荒らげるほど太田の態度がヒドかった。加えて、今の時期は年末年始の特番収録の真っ最中。一般的にはまだまだクリスマスまで１カ月という時期ですが、テレビ局では晴れ着や袴姿で“あけましておめでとうございます！”と言っているのが恒例。コンビで１２本のレギュラーを持つ爆笑にとっては一年で最も忙しいシーズンなのです。田中には多少の無理をしてもらっても、穴はあけられない」
とはいえ、売れっ子コンビも五十路手前。全力で走り続けてきた代償は小さくないはずだが……。
（日刊ゲンダイ2012年11月23日掲載）