衆院選:じゃんけん発言、橋下氏反論 言葉のセンスない
毎日新聞 2012年11月25日 東京朝刊
日本維新の会の橋下徹代表代行(大阪市長)は24日、みんなの党の渡辺喜美代表に「選挙区調整はじゃんけんで決めてもいい」と合流を呼び掛けた発言に批判が集まっていることに対し、「(批判は)言葉のセンスないですよ。理屈で決めなくても、最後はまとまりましょうよという強烈なメッセージだ」と反論した。旧太陽の党との合流で政策が変わったという批判にも「表現方法が変わっただけ」と釈明した。遊説先の松山市内で記者団に語った。
橋下氏は24日、「表現力の乏しい人が発言を取り上げている。理屈じゃなくて、どっちを取るかという政治決断を『じゃんけん』と表現した」と話した。
また、他党との合流を急ぐ維新の姿勢に「野合」との批判が出ていることに対しては、「国防軍について自民党は賛成、公明党は反対で選挙を一緒にやる。野合の極みだ。民主党も原発やTPP(環太平洋パートナーシップ協定)で一致しているか分からない。自らを棚に上げてひどい話だ」と反論した。【熊谷豪】