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事件
踏切の男性に駆け寄る姿目撃 60歳女性、助けようとして犠牲に
24日午後3時35分ごろ、埼玉県本庄市銀座のJR高崎線踏切で、線路上にしゃがみ込んでいた男性と、男性を助けようとしたとみられる女性が湘南新宿ライン上り快速電車にはねられ、死亡した。本庄署によると、亡くなったのは本庄市内の病院に入院中だった無職の男性(70)と、同市の主婦、中村のり子さん(60)。同署は当時の状況を詳しく調べている。
同署によると、電車の運転士が、中村さんが遮断機をくぐって踏切内に入り、男性に駆け寄る姿を目撃。中村さんは男性の両脇を抱えたり、腕を引っ張ったりして踏切外に出そうとしていたという。運転士は警笛を鳴らし、急ブレーキをかけたが間に合わなかった。
男性は本庄市内に住んでいたが、約1年前から同市内の病院に入院。同日は外出許可を得て午前中から自転車で買い物に出ていた。
現場には、男性のものとみられるつえのほか、近くのスーパーの買い物袋、砂糖やインスタントコーヒーなどが散乱。近くの側道に男性と中村さんのものとみられる自転車が止められていた。
2人に面識はないとみられるが、同署は男性が踏切内の落とし物を拾おうと、自転車からおりて戻ったものの逃げ遅れ、助けに入った中村さんも巻き込まれたとみている。
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