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政治
【衆院選】第三極躍進なら政局流動化 「石原首相」の可能性も
自民党の政権奪還か、日本維新の会など第三極勢力の躍進かで注目される12月16日投開票の衆院選。その結果を展望すると、「自民、公明両党で過半数(241議席)」が実現しても両党に待っているのは多難な政権運営だ。維新などが勢力を伸ばせば政局は一気に流動化する。有権者が望むのは「決められる政治」のはずだが…。
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自民党の安倍晋三総裁は23日の岐阜市内での講演で「日本に生まれたことを幸せに感じ、誇りを持てる日本を取り戻すために政権奪還に向かって進んでいる。なんとしても自民党と公明党で過半数を目指す」と強調した。自民党が210議席以上を獲得すれば「自公で過半数」はクリアしそうだ。その場合、12月25日にも特別国会が召集され、自公連立政権が発足し「安倍首相」が誕生する。安倍氏は直ちに景気対策のための大型補正予算を組み、成長戦略を盛り込んだ平成25年度予算案につなげたい考えだ。
しかし、参院の自民党勢力は83議席。公明党と合わせても102議席どまりで過半数(122議席)に届かず、来年夏の参院選まで「衆参ねじれ」状態が続く。来年1月召集の通常国会は「限られた会期の中で補正予算と本予算、予算関連法案の処理をするのがやっと」(自民党幹部)。野党との対立を避けるため「安倍カラー」を封印し、慎重な政権運営に徹しそうだ。
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