中国がマレーシアにジャイアントパンダの子供2匹を貸与することが決まった。2014年の両国の国交締結40周年に合わせたもので、ナジブ首相が温家宝首相に貸し出しを直接要請していた。東南アジアではタイ、シンガポールに次ぐ3カ国目。いずれも中国との関係が比較的良好な国々で、典型的な「パンダ外交」といえそうだ。
15日に両国関係者が契約を交わした。貸出期間は当面10年とし、ナジブ首相は早速、インターネットを通じて愛称を募るなど興奮気味だ。
反共陣営の一角だった東南アジアでマレーシアは1974年に最初に中華人民共和国の国家承認に踏み切った。当時のラザク首相はナジブ氏の父親で、温首相は「中国人民は過去の恩を決して忘れない」と語っていた。マレーシアの最大の貿易相手国が日本から中国に転じるなど最近は両国の経済面の結びつきも急速に深まっている。
マレーシア側は2000万リンギ(5億円)を投じて飼育体制を整える計画。年内に受け入れ予定のシンガポールはパンダを目玉にした動物園の新設を予定している。(シンガポール=佐藤大和)
ナジブ、温家宝、マレーシア、パンダ外交、シンガポール、中国
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