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[★恐怖(触手)]


天井も床も壁も、全てが真っ白な四角い部屋の中央でソレは始まっていた。

部屋の隅にある幾つかの小さな空洞から、無数の青い触手が伸びてソレは部屋の中央に集まっていた。

そして、
その中央には一人の少女がいた。




「ぁあッ…駄目…んぁあ」


両手を頭上高くで縛り上げられ体を宙に吊るされた少女―星加<ホシカ>は、通う中学の制服をボロボロに引き裂かれ、その白い肌を露にしていた。

その胸には2本の細い触手が張り付き、まだ小さな突起を先程からずっと捏ね回している。

そのせいか、突起は既に赤く尖りはじめていた。


「陽菜…見ない…でッ」


宙に触手で吊るされた星加を仰ぎ見る様に、星加の足元にはもう一人の少女がいた。

星加が着ていたのと同じ制服を纏う陽菜と呼ばれた少女は、目の前で起こる光景に小刻みに震えるだけで、星加の声には反応しない。


「離してッ!やめ…や、め…んなぁッ??!!」


胸の突起を弄ぶ触手と足元の友人に気を取られていたせいか、秘部への突然の衝撃に星加は高い声で啼いた。


「んぁぁあああーッ!!!痛、痛いッ」


触れられた事も無い秘部がそう簡単に濡れる筈もなく、乾いたままの秘部に他の触手よりも遥かに太い触手がその身を挿し込み始めていた。

キチキチと音をたてながら、その太い触手は星加の奥を目指して侵入していく。


「ぅぁああッ…痛いッ、痛いーッ」


触手が侵入する度に星加は痛みに叫び身を捩る。

そうして、また触手は奥へと侵入していく。

そんな単純な行為が数分間続けられると、遂に触手は星加の秘部にしっかりとその身を挿し込み終えた。


「ぁあ…抜いて…痛いよぅ…」


股間から一筋の赤い液体を垂らしながら、星加は弱弱しく言う。

しかし、触手は星加の言葉に逆らうかの様に突然、その太い身でピストン運動し始めた。


「んぁぁぁあああああーッッ!!!」


何の快楽も無い苦痛だけのその行為に星加は瞳に涙を溜めて叫んだ。

両手を縛り吊るされただけの星加の体は、秘部で動く触手によって不安定にフラフラと揺れる。


「いたッ…やぁ、ぃあッ…」


触手は徐々に速さを増していくと、1度目の液体を星加の中に吐き出した。


 ジュピュッ…ジュピュピュ…


まだ最初だからか触手は大した量を吐き出せずに只、星加の秘部を塗らした程度で終わった。


「いぁ…何か…何かヌルヌルしたのが…」


触手の吐いた液体で股間が濡れ気持ち悪くなったのか、星加は太股を擦り合わせてその感覚から逃げようとした。


「陽菜…見ないで……恥ずかし…」


秘部に青く太い触手を挿し込まれたまま太股を擦り合わせ淫らに腰を振る星加を、
目を見開いて見つめる陽菜。

衝撃すぎたのか、陽菜は視線さえ外せずにその光景を見詰めている。



「いぁ…見ない…でッ??!!」


不意に秘部に挿し込まれたままだった触手が、再びピストン運動を始めた。


 ジュボッ ジュボッ ジュボッ


「いぁッ…ぁあッ…あ、あ、あ、はぁんッ!!」


先程吐き出された液体で滑りが良くなったのか痛みは無いものの、触手が動く度に襲う感覚には慣れる事もできないのか、遂に星加は高い声で啼き始めた。


 ジュボッ ジュボッ ジュボッ


「んなぁッ…あ、あ、あ、あ、ぁあ、あ…だめッ…や、めてぇッ」


星加の制止など聞かずに、触手は徐々に速さを増し更にその身を次第に太くさせていく。


「ぅあッ…んなぁッ…はぁん、ぁ…駄目…中が変…にッ…」


触手の激しい動きで体をガクガクと上下に揺らされ、星加は口の端から唾液を垂らす。

まだ実りきっていない白い胸の突起を弄ばれ、
初めてだというのに人間の数倍太い異物を挿し込まれ、
逃げることも慣れる事もできないまま、星加は只啼き続ける。


 ジュボッ ジュボッ ジュボッ ジュボッ 


「んぁあッ…ぁ、あふぁッ…変に…変にッ…あ、あ…んなぁああッ?!」


徐々に速くなっていく卑猥な水音と、星加の高い啼き声が重なる。


「ぅあぁんッ!」


星加が一際大きく啼いた瞬間―


 ドピュピュピュピューーーーーーーーーッッッ


「あぁぁはぅぁあぁぁああーーーッ!!!!!」



星加は初めての絶頂を迎え秘部に蜜を溢れさせ、
星加の秘部に挿し込まれた触手は大量の液体を星加の胎へと勢いよく吐きだし、その動きを止めた。

触手の吐き出した液体により、一瞬で臨月の産婦の様に膨らんだ星加の下腹部。

それでも、星加の中に納まりきらなかったのか、吊るされた星加の股間からは白い粘着質の液体が溢れ流れて星加の足元に水溜りを作った。


「いぁ…苦し…い」


白い肌に汗の粒を浮かべ、星加は自身の膨れた下腹部を見て声も出さずに泣き始めた。


「どうし…て…。私…こんな目に…」


ポロポロと涙を溢しながら、宙に吊るされたままで星加は小さく呟いた。



「ほし…かちゃん……」


あまりの出来事に放心状態の陽菜は、只小さく震えたまま動くことができなかった。






「実験体H-022、無事に接合を果たしました」


暗い部屋に置かれたモニターを見て、髪の短い女が言った。


「しかし、接合を果たしたのみで、受胎はしていないようです。…どうしましょうか?」


背後を振り返りもう一人の髪の長い女に尋ねる。

すると、髪の長い女は眉間に皺を寄せた。


「やはり、この生物で人間が受胎する事は不可能でしたでしょうか?」


「そんな事は無いわ。この生物も“あの人”が造り出したモノ。必ず人間の胎に新たな命を宿す事が出来る筈よ」


「では…どうしましょう…?」


「そうね…」


髪の長い女は自身の眼鏡を中指でクイっと押すとニヤリと笑った。



「その胎に何かを宿すまで、何度でも交尾させておいて」


ふふ…と女が笑った。





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