よだれだらだら

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本当にぶっというんこが出てくるときには、
大した爽快感など無いものである。

by 姉貴

姉貴にぱんつトラップ仕掛けられて見事に引っかかった。

脱衣場に姉貴の黒いぱんつがあったんで、こっそり嗅いで戻しておいたんだけど、
風呂から上がってきた姉貴が僕の顔を見て大笑い。
「あはは！嗅いだ？嗅いだんだ！？しょーがない弟だよほんとに！」って笑いながら、
スリーパーホールドかけられて鏡の前まで連行された。

ぱんつには墨汁がたっぷり仕込まれていたようで、僕の顔は真っ黒になっていた。

姉貴は首から掛けていた湿ったバスタオルで僕の顔を拭ってくれたけど、こんなのってひどいよ。

ブイィィィィィィィン……。

姉貴が電動バイブにガムテ巻きした歯ブラシで歯を磨いていてた。

姉「電動歯ブラシよりこっちのほうが安かったんだ」

弟「そ、創意工夫だね」

姉「だろ。こないだお前の電動歯ブラシ借りたときに “逆もいけるな” って」

弟「逆ってなんの逆だよ！！」

お姉ちゃんと姉貴がこんな会話をしていた。


姉貴「ねー、犬飼いたくない？」

お姉ちゃん「いぬー？」

姉貴「そう、犬。ワンと吠える犬。こないだふらーっとペットショップに入ったら……」

お姉ちゃん「欲しくなっちゃったの？」

姉貴「うん。コーギーっていうんだっけ？あれがすごく可愛くてさぁ」

お姉ちゃん「へー」

姉貴「こっちを見て尻尾とか振るわけよ！」

お姉ちゃん「おりこうだね！」

姉貴「そう、従順そうでさぁ」

お姉ちゃん「でも……、うちには○ーくんが居るから充分かな」

姉貴「えー！あいつ尻尾生えてないし振れないし！」

お姉ちゃん「けどコーギーよか知能高い割りには従順だよ！」

姉貴「んー…、それもそうかぁ」

お姉ちゃん「おーい、○ーくーん！○ーくんやーい！」

弟「なにー？」

お姉ちゃん「○ーくん、お手」
姉貴「○○、ぽこちん」

お姉ちゃん「違うよ！ “ぽこちん” じゃなくて “ちんちん” でしょ！」
姉貴「あぁ、そっか。じゃぁ、ちんちん」

弟「な、なんなの、ふたりとも……」

姉「○ーくん、お姉ちゃんコタツでアイス食べたいな」
弟「ないよ」
姉「○ーくんが買ってきてくれたら良いのにな」
弟「寒いからやだ」
姉「あーん！○ーくん！あめゆじゅとてちてけんじゃ！」
弟「こら！」