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ぬかどこ

最近、姉貴が漬物をはじめた。
姉貴のくせに毎朝おいしいぬか漬けを出してくれる。

姉「おいしいだろ?」
弟「うん、なんだか姉貴っぽい味がするよ」
姉「なんだよ姉貴っぽい味って。大雑把ってことか?」

そう笑いながら皿の上からぬか漬けをひとかけ、指でつまんでかじる姉貴。
「姉貴っぽい味」という表現に少し首をかしげて見せるも、
自信作のぬか漬けを姉貴らしい味と言われて、悪い気はしていないようだった。

弟「でも姉貴がぬか漬けなんてなんだか似合わないよね」
姉「失礼な弟だな」
弟「だってぬか床の手入れって面倒なんでしょ?姉貴って面倒なのが一番苦手でしょ?」
姉「言ってくれるじゃない」
弟「姉貴、ちゃんと毎日ぬか床かき混ぜてるの?」
姉「混ぜてる混ぜてる」
弟「ホントに?」
姉「今だって混ぜてる途中だ」

そういって姉貴がぬか床を指差す。

姉「実は全自動ぬか床かき混ぜ機をセットしてある」

そんなものがあるのかと不思議に思ってぬか床を見てみると、
確か居にぬか床の容器が揺れていた。

弟「へー、便利なものもあるんだね」

どんな機械なんだろうと蓋を開けてみる。

なんとそこには、ぬか床にブッ刺さった姉貴のバイブが唸っていた……。

弟「あ、姉貴……」
姉「大丈夫、ちゃんと消毒してある。おいしかったろ?」
弟「お、おいしかったけどさ……」
姉「ほら、さっきだって姉貴っぽい味がしておいしいって」
弟「これがミソかぁ」

毎日の朝は、姉貴のおいしいぬか漬けではじまる。

ぽぽぽ

お姉ちゃんが、何か歌を口ずさみながらジャガイモを切っていた。

姉「ぽっぽっぽ♪」

弟「鳩ポッポ?」

姉「……レディーガガだもん!」

洋楽だった。

姉のもの(補足)

姉のもの
http://yodaredayo.blog38.fc2.com/blog-entry-263.html

上記のつづき


弟「母親のお腹に姉が置き忘れてきたものが弟なら、妹はどうなるの?」

姉「妹は違うよ。あの理屈は姉弟のときだけ成立するんだよ」

弟「そうなの?」

姉「だって妹ってちんこついてないでしょ?」

弟「えっ、忘れ物って……ちんこなの?」

姉「あたりまえだよ!だって姉についてなくて弟についてるんだからちんこが忘れ物に決まってるよ!」

弟「それなら兄妹の場合、妹の胸は兄の忘れ物って事になっちゃうんじゃないの?」

姉「ううん。胸は生まれてくるときにはまだ膨れてないから違うよ。後天的に獲得するものだもん」

弟「兄弟の場合は?」

姉「兄はちんこを持って生まれてくるでしょ?兄は忘れ物なんてしてないの」

弟「……お姉ちゃんって割と理詰めなところもあるんだね」

姉「お姉ちゃんね、これでも姉弟学部卒なの!えっへん!」

弟「さすがお姉ちゃんだー!」

姉「あ、そうだ!えっとね!えっとね!○ーくんで書いた卒論あるんだよ!読みたい!?」

弟「えっ……読みたくない」



今日のおさらい

兄弟 → 勝手にしろ
兄妹 → 勝手にしろ
姉妹 → 勝手にしろ
姉弟 → 弟は姉のもの

姉のもの

姉「弟が姉のものだと言われる理由はね、
  弟っていうのは、姉が生まれてくるとき母親のお腹に
  置き忘れてきたものだからなんだって。すごく納得だよね!」

弟「でも僕はお姉ちゃんたちに川原から拾われてきたんだよね?忘れ物じゃないよ?」

姉「じゃぁ時効取得でお姉ちゃんのものだよ!」

弟「なっとく!」


熱帯夜

弟がいつものように寝支度をしていると、
先にベッドに入っていたお姉ちゃんが、はだけたパジャマの胸元をパタパタしながら言った。
姉「○ーくん!早く一緒に眠ろ!」
弟はいつもおねえぱいに顔をうずめて眠るので、
姉弟の間では、パジャマの胸元パタパタが早く眠ろうのジェスチャーになっていた。

弟「うん、でも今夜は暑いからおねえぱいはいいよ」
姉「えっ……○ーくんおねえぱいもふもふしないで眠るの?」
弟「う、うん。暑いし……」
姉「○ーくんのばかー!○ーくんがおねえぱいもふもふしないなら、
  お姉ちゃん、自分で自分のおねえぱいに挟まって窒息死してやるもんー!」

そう言うなり頭を垂れ、両手で持ち上げたおねえぱいを
自らの顔面にぎゅうぎゅう押し付けるお姉ちゃん。

弟「お姉ちゃんが死ぬなら僕も死ぬ!」

お姉ちゃんが自らの顔面を押し付けているその乳の裏側に、
姉に続けとばかりに顔面をぎゅうぎゅう押し付ける弟。
死を求める姉弟の顔面に両サイドから圧迫されたおねえぱいは、
いつものたゆんたゆんとした優しい柔らかさを失っていた。

姉弟「……」
姉弟「………」
姉弟「…………ぷはっ!」
姉弟「…やっぱり死にたくない!」

命の尊さと柔らかなおねえぱいの尊さを知り、泣きながら抱き合った姉弟。
おねえぱいは、命を絶つための道具なんかじゃないんだ!
熱帯夜、冷えピタを貼り付けたおねえぱいに弟は顔面をうずめて眠りに付くのであった。
これが冷やしおねえぱい誕生の夜である。

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