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ばいぶばいぶのしゅーりんがん

弟 「姉貴!なんで勝手にひとのアカウント使ってアマゾンでバイブ買ってんだよ!」
姉貴「ばいぶ?ばいぶってなに?ばいぶばいぶのしゅーりんがん?」
弟 「とぼけても無駄だって!振動する棒状のやつだよ!」
姉貴「し、知らんなぁ……」
弟 「……」
姉貴「………」
(ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ……)
姉貴「あぁっ…」
弟 「おい」
姉貴「い、いまのがノリツッコミというやつだからな。覚えておくといい」
弟 「ちがうだろ!」
姉貴「……」
弟 「しかもギフトオプションまで付けてなにしてんだよ!」
姉貴「だ、だって……」
弟 「だってなんだよ」
姉貴「だって、そうすれば弟からプレゼントしてもらったバイブだって思えるから……」
弟 「あ、姉貴……」
姉貴「○○……」
弟 「……ってなるわけないだろ!金返せ!」
姉貴「チッ。早速ノリツッコミか……」

海で姉貴とふたり

姉貴「海はいいなぁ」
弟 「うん」
姉貴「なんといってもタダだもんなぁ」
弟 「うん」
姉貴「電話予約も必要ないし」
弟 「そりゃないよね」
姉貴「入会金無料」
弟 「うん」
姉貴「しょっぱいのを我慢すればフリードリンクだし」
弟 「海水じゃないか」
姉貴「私がろ過してやろうか」
弟 「嫌な予感がするからいいよ……」
姉貴「どっちにしろしょっぱいけどな」
弟 「やっぱり」
姉貴「じゃー、そろそろ帰るか」
弟 「どうやって」
姉貴「うーん、どうやって帰ろうか」
弟 「……お姉ちゃんって怒ると恐いんだね」
姉貴「まさか2人そろって首から下を砂浜に埋められるとはな」
弟 「いつもは超優しくておっぱいでかいのにね」
姉貴「そういうのがたまにキレると恐いんだぞ」
弟 「いつ掘り返しに来てくれるかな」
姉貴「この前は夜中の3時くらいだったっけかな」
弟 「もうお姉ちゃんを怒らせるのはよそうね」
姉貴「よそうな」

だーれだ

うるさい目覚し時計を退治して二度寝の楽園を漂っていると、
突然顔面に柔らかくて大きな物体がのしかかって来た。

声「だーれだ」

弟「いい加減にしろよ姉貴……いや待てよ。……声だけ姉貴で、この胸はお姉ちゃんだな!」

姉貴「おぉ、さすがだ」

お姉ちゃん「○ーくんさすがだよー!」

弟「このくらい超簡単だよ。毎度お馴染みのおねえぱいだもんね」

お姉ちゃん「ご褒美にもうしばらく乗っけといてあげるね!」

弟「いや、もうい……モゴゴ!」

姉貴「私もご褒美をやるからしっかり押さえ込んでて!」

お姉ちゃん「おっけー!」

弟「もごごごー!」

クレカ

姉貴の運転する、エアコン効かないミゼット2で訪れた
某コンビニの駐車場にて。

姉貴「○○、ちょっとピノ買ってきて、ピノ。イチゴ味じゃないやつ」
弟 「おかね」
姉貴「出しといてね♪」
弟 「やだ」
姉貴「ちっ、じゃぁこれ使え」
弟 「あ、姉貴ってクレジットカード持ってたんだ……」
姉貴「クレカくらい持ってるに決まってるだろ」
弟 「姉貴に発行するなんて審査が甘すぎるんじゃないの。その会社」
姉貴「しごくぞ」
弟 「……しごく?」
姉貴「あ、まちがえた。しばくぞ」
弟 「それになんかこのカードヘンだよ。凄く反ってるよ……」
姉貴「ずっと胸ポケットに突っ込んでたからな」
弟 「胸ポケット?」
姉貴「ぱっつんぱっつんだからカードが乳の形に」
弟 「……。やっぱ僕がお金出しとくよ!」
姉貴「遠慮せずに使いなって、弟のくせに」
弟 「いいの!」
姉貴「なんで?」
弟 「もったいない」
姉貴「ポイントとか貯まるのに?」
弟 「そういうんじゃなくて、なんかもったいないでしょ!」
姉貴「???」
弟 「これ!戻しといて!胸ポケットに!」
姉貴(……もしかして私の弟って、ひどくバカなのか?)

トースト

姉「○ーくんおはよー」
弟「おはよー……」
姉「朝ごはんはトーストだよ」
弟「うん」
姉「このトーストをお姉ちゃんだと思って、蜂蜜をかけて食べるんだよ」
弟「え?」
姉「だからね、このトーストをお姉ちゃんだと仮定して蜂蜜かけるの!」
弟「う、うん……」

蜂蜜(とろーーり)

姉「○ーくん!な、なんだかいやらしいよ……」
弟「ご、ごめんねお姉ちゃん!」

蜂蜜(どばー!)

姉「そんなにっ!!お姉ちゃんもうべとべとだよぅ!」
弟「は、春のパンまつりだね!」

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