ソウルの新世界百貨店江南店で、訪れた韓国人にエビフライを渡し、愛知の魅力をPRする大村秀章知事(左)(辻渕智之撮影)
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【ソウル=辻渕智之】大村秀章知事は二十三日、ソウルの百貨店で開催中の県観光物産展「あいち観光と食の博覧会」会場を訪れ、韓国人に来県を呼び掛けた。
郷土食を入り口に愛知の魅力を伝えようと、守口漬や八丁みそ、大あさり、豊川いなり寿司(ずし)などを県内の業者が出展。知事は赤い法被姿で「愛知は日本の真ん中にあり、おいしいものがたくさんあります。どうぞ召し上がって、遊びにきてください」とPRした。
訪れたソウル市の女性会社員、金ヨンスさん(32)は「香ばしくて味付けも絶妙ですね」と友人と一緒に手羽先をほおばっていた。
物産展はソウルと近郊の百貨店三店を十六日から来月六日に巡回。県と自治体国際化協会の共催で韓国の百貨店では初の企画という。東日本大震災後、日本全体で昨年三割減った韓国からの来訪者の戻りが今年もウォン安の影響で鈍いため、愛知と韓国の観光関連業者の商談会も開かれた。
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