「クリエイティブの授業」という本にクリエイターのための名言が多数収録されていたのでメモがてらご共有。
steal like an artist(アーティストのように盗め)
「芸術とは盗むことだ(パブロ・ピカソ)」
「未熟な詩人はまねるが、熟練した詩人は盗む。無能な詩人は盗んだものを壊すが、有能な詩人はより優れたもの、少なくとも違うものへと変える。つまるところ、有能な詩人は、盗んだものを盗む前とはまったく異なる、独特な雰囲気に変えてしまうのだ(T.S.エリオット)」
「僕がじっくり鑑賞するのは、盗めるところがある作品だけだね(デヴィッド・ボウイ)」
「オリジナリティとは何か?バレない盗作である(ウィリアム・ラルフ・イング)」
「何かを”オリジナル”と呼ぶやつは、十中八九、元ネタを知らないだけなんだ(ジョナサン・レセム)」
「自分の感性と共鳴するもの、想像を掻き立てるものなら、どんなものからでも盗みなさい。昔の映画、今の映画、音楽、本、絵、写真、詩、夢、雑談、建物、橋、看板、木、雲、水、光、影。どんどん吸収し、心に訴えかけるものだけから盗むのだ。そうすれば、君の作品(盗品)は本物になる(ジム・ジャームッシュ)」
「いいと思ったものをコピーしよう。コピー、コピー、ひたすらコピー。その先に自分が見つかる(山本耀司)」
「バディ・ホリー、リトル・リチャード、ジェリー・リー・ルイス、エルヴィスをコピーした。みんなでね(ポール・マッカートニー)」
「何もまねしたくないなんて言っている人間は、何も作れない(サルバドール・ダリ)」
「君がたった1人の影響しか受けていなければ、君は第2の○○と呼ばれるだろう。だが、100人から盗んでしまえば、”君はオリジナルだ!”と言われるのだ(ゲイリー・パンター)」
「私たちから取ってほしい。まずは盗んでみてほしいんだ。なぜなら、結局は盗みきれないからだ。盗めるのは、私たちが与えたものだけだ。君はそれを自分のスタイルに取り入れ、自分のスタイルを見つけていく。誰だって最初はそうだ。そしていつか、誰かが君から盗む日が来る(フランシス・フォード・コッポラ)」
「僕の動きはどれも一流選手から盗んだものばかりさ。僕は報いたいんだ——動きを教えてくれた先人たちにね。すべては試合ためさ。試合は僕自身よりずっと大事なんだ(コービー・ブライアント)」
「理想の人になろうとして失敗する。それが人間を形作り、ユニークな存在にする(コナン・オブライエン)」
「作品の一貫性なんて気にしなくていい。「君が作った」という事実が作品を結ぶのだから(オースティン・クレオン)」
「俺が仲間にするのは、学べるところがあるヤツだけさ(クエストラブ)」
…と、これ以外にも様々な切り口で偉人たちの名言が収録されています。とかくとまるで名言集のように聞こえますが、単なる名言集ではなく、自身もアーティストである著者による熱い「クリエイティブの授業」が展開されています。本文の他の内容に関しては、また別の記事で読書メモを残したいと思います。これコンパクトですが素晴らしい一冊です。