放射性セシウム:捕獲イノシシから1058ベクレル検出 旧基準値超は初 /群馬
毎日新聞 2012年11月23日 地方版
県は22日、桐生市で6日に捕獲したイノシシから、1キロ当たり1058ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。4月に新基準値(同100ベクレル)が導入されて以降、旧基準値(同500ベクレル)を上回る野生鳥獣が捕獲されたのは初めて。
県によると、このほか12市町村でイノシシやニホンジカ、ツキノワグマの計19検体を捕獲。このうち10検体から新基準値を上回る放射性セシウムが検出され、最高値は前橋市で8月20日に捕獲したニホンジカで同432ベクレルだった。いずれも流通していないという。
また、赤城大沼で18日に採取したワカサギからも、同170ベクレルの放射性セシウムを検出され、県は出荷自粛要請を継続した。【喜屋武真之介】