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初音ミク、賢治の世界表現 冨田勲さん、新作交響曲のボーカルに起用

(11/24 07:42)

仮想アイドルの初音ミクが歌と踊りを披露した「イーハトーブ」交響曲の初演

仮想アイドルの初音ミクが歌と踊りを披露した「イーハトーブ」交響曲の初演

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 日本の電子音楽のパイオニアで作曲家の冨田勲さんの新作「イーハトーブ」交響曲の初演が23日、東京都内で開かれた。札幌生まれのバーチャル(仮想)アイドル「初音ミク」がボーカルとして出演。日本フィルハーモニー交響楽団や合唱団計約300人とともに、澄んだ歌声と華麗な踊りを披露した。

 「イーハトーブ」は宮沢賢治の造語で理想郷を指す言葉。作品は冨田さんが構想に10年以上かけて賢治の世界観を音楽に再現。「注文の多い料理店」や「銀河鉄道の夜」をモチーフにした曲で構成する。冨田さんが「彼女でないと表現はできない」と、ボーカルに起用したミクの歌声が幻想的な雰囲気を演出した。<北海道新聞11月24日朝刊掲載>

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