Window上で仮想FDDを作れちゃうフリーソフト:Virtual Floppy Drive
最近では滅多に必要なくなったフロッピーディスク。
私のメインPCもそうですが、最近ではFDDドライブを搭載していないPCも多いです。
それでも時々必要になる時があります。
そんな時はこの「Virtual Floppy Drive」をインストールし、仮想FDDで代用する事も出来ます。
Virtual Floppy Drive
特徴
- 仮想(バーチャル)なフロッピードライブなので、実際のFDDを読むことは出来ません。
- 二つまで仮想FDDドライブを作れます
- サポートするメディアは以下(OSも対応している必要があります)
160KB (5.25"), 180KB (5.25"), 320KB (5.25"), 360KB (5.25"), 640KB (5.25"/3.5"), 720KB (5.25"/3.5"), 820KB (3.5"), 1.2MB (5.25"/3.5"), 1.44MB (3.5"), 1.68MB (3.5"), 1.72MB (3.5"), 2.88MB (3.5")
- OSが対応していれば、PC98タイプのフォーマット(1.2MB 1024/セクタ)の仮想FDDドライブも作れます。
- さすがに実際のOCを仮想FDDでブートさせるのは無理です。Windowsが起動した後、操作出来るモノです。
仮想FDDは例えばこんな時に必要
- 例えばVirtualPC上にWindows95~98をインストールしたいけど、PCにFDDドライブが付いていないよ~ってな時
- PC98エミュレータ T98-NEXTを使っているけど、FDDドライブでデータの管理が出来たら楽なのにな~って時
- FDDイメージファイルを貰ったけど、中身が見れないよ~ってな時
ダウンロード
Virtual Floppy Driveのダウンロードは以下から行えます
vfd プロジェクト日本語トップページ - SourceForge.JP
Virtual Floppy Driveの使い方
▲Virtual Floppy Drive起動画面
ダウンロードしたファイルから解凍して得られる「vfdwin.exe」を起動させると、上記のような画面が現れます。
仮想FDDドライバをインストールして作動しますので、解凍ファイルはデスクトップ上に置いたりせず、しっかり管理できる場所に置いてから作動させましょう。
(1)ドライバタブをクリック
(2)インストールボタンをクリック:ドライバがインストールされます。
再起動は不要です。
(3)開始ボタンをクリック:ドライブ指定が済んでいればマイコンピュータ上に
フロッピーアイコンが表れます。
(4)ドライブタブをクリックし、ドライブの指定作業に移ります。
(1)変更ボタンを押して、FDDドライブのドライブレターを決定します。
←普通はAかBで。
(2)開く/新規ボタン
▲既にFDDイメージを持っている場合は「参照」から
新規に作成する場合は「ディスク種別」「メディア種別」を指定して
「作成」ボタンを押します。
(3)保存ボタンを押すと、仮想FDDの内容がイメージファイル化されます。
拡張子は.vfd.fdd.bin.dat.flp.ima.imgなど。
自分で拡張子を指定してやらないと、拡張子ナシのファイルが出来上がるので注意です。
(4)閉じるボタンを押すと、実機で云うとフロッピーを抜いた状態になります。
VirtualPCを起動させる場合はこの状態にしないと、フロッピーが入っていると
認識されOSが立ち上がりません。
以上でWindows上で仮想フロッピーディスクが使えるようになります。
▲マイコンピューター上に3.5インチFDDドライブ出現。
もちろん読み書きも出来ます。
裏技!「読めるぞ1.2!」や「仮想FDファイル変換」との組み合わせ
上ツールは、Windows2000/XP/Vista/7上でFDDドライブを3モード化したり、過去のワープロソフトや旧MacのFDDをイメージ化したりするツール&ドライバ。
仮想FDDのみ状態では正常にインストール出来ませんが、PCに実際にFDDドライブが接続されている場合は、仮想FDDドライブも両ツール、ドライバの影響を受け、しっかりとPC98形式(1.2MB1024セクタ)で仮想FDDをフォーマットが行えます。もちろん読み書きもOK。T98-NEXTなど98エミュからの操作も可能です。
最近のPCに古いFDDを取り付けるお話は以下
・PC-9801時代の5インチFDDをWindowsで読めるようにする1
・PC-9801時代の5インチFDDをWindowsで読めるようにする2
上リンクではわざわざ古いOSをインストールし、ドライバ導入にも苦労していますが、マザーボードにIDEコネクタさえ付いていれば「最新のPC+Windows7」でも古いFDDドライブの取り付けは可能。あとは 仮想FDファイル変換 の導入でFDDドライブを認識させればPC-9801時代のFDDも読み込み可能です。
ちなみにOASYSや文豪等のワープロ機、旧Macのフロッピーは所持していませんので、(仮想FDファイルで作成したそれらのイメージデータが)どうなるかは不明です。
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