あぶない、後2枚だった……。
こんかいのどうぶつの森は、村長になることができるようになりました
ある木曜日、ガイドは新宿に行ったついでにヨドバシカメラに寄りました。ヨドバシカメラ 新宿西口本店 ゲーム・ホビー館。人気タイトルや新ハードの発売時などには行列もできてメディアが取材する有名店の1つです。お目当てはというと、この日発売される「とびだせ どうぶつの森」(以下どうぶつの森)です。誕生日に奥さんにプレゼントしたニンテンドー3DSLLにどうぶつの森をダウンロードしてあげようと思ったのです。そこで驚くべき光景を目にしました。
というのも、売り切れたんです、どうぶつの森が。そんなの驚くほどのことじゃないと思うかもしれませんが、売り切れたのはパッケージだけではありません。
ダウンロード版まで売り切れているのです。ダウンロード版はお店でカードの形で売られていて、中にダウンロードコードが記載されているのですが、正確にはそのダウンロードカードの最後の2枚のところでガイドが購入し、残りの1枚も目の前で売り切れました。これでめでたく完売御礼というわけです。
新宿にあるヨドバシカメラのゲーム専門館ですから、お客も多いですが仕入れも相当に多いことは間違いありません。ですから、どうぶつの森のダウンロード版が相当売れていることは容易に想像がつきます。そしてこのことは、コンシューマーゲームにおけるパッケージのダウンロード販売の今後に大きな意味を持つ事例であると考えられます。
パッケージ版60万本、ダウンロード版20万本
ダウンロードカードは、クレジットカードなどがなくてもお店のレジでお金を払ってダウンロード版を買える仕組みです
Twitterのツイートで任天堂の岩田社長が自ら発表したところによると、発売直後の時点でパッケージ版が60万本弱、そしてダウンロード版は20万本以上を出荷していて、それが全国のお店で品切れしているということです。
データをダウンロードするダウンロード版がなんで品切れが起きるかというと、店頭で並んでいるダウンロード版は紙にダウンロードコードを印刷した商品で、データをモノの形で販売しているからです。もちろん、3DSをニンテンドーeショップに接続し、ニンテンドーポイントやクレジットカードなどを使えば売り切れというのは存在せず、今すぐにでも購入することができます。
しかしここが面白いところで、普段お店で買物をする人は、お店に並んでいないものというのはなかなか手を出さないものです。どこそこにアクセスして、こういうやり方で買えばよくて、それは誰でもできることだ、という理屈を言ってみても、なんとなく自分とは関係の無いことだと思ってやらないという人がたくさんいます。しかしそういう人の中にも、お店に並んでさえいれば購入する機会を得て試してみる、というユーザーがいるんですね。その為にモノの形にして店頭に並べるダウンロードカードであり、モノの形にしたから品切れが起きたと、こういうわけです。
とはいえ、やっぱり
ダウンロード版が品切れするというのは、予想外な事態であると言えます。