日本維新の会の橋下徹代表代行(43)が20日、再び旧たちあがれ日本メンバーに絶縁宣言とも取れる発言をした。
日本維新の会は党の改革姿勢のシンボルだった企業・団体献金の全面禁止を撤回する方針を決めた。合流した太陽の党側に配慮した措置で、「維新八策」に盛り込んだ目玉政策が後退した格好だ。今後、党規約を改正、献金の上限を設ける。橋下氏は大阪市役所で記者団に「太陽の党と合流するときに(企業・団体献金廃止を維持するのは)難しかった。現職と新人を分けることを提案したが、ルールとして不合理ということになり経過措置的な形になった」と釈明した。
しかし、同日、大阪・京阪樟葉駅前で行った新人候補への応援演説では「いろんな業界団体から政治が応援を受けると政治は歪んでしまいます。どこかの団体に献金を受けたら、そっちの方になびいてしまう、そんな政治家はいらないんです」とキッパリ言い切った。旧たちあがれメンバーに対する絶縁宣言とも取れる発言だ。
橋下氏と旧たちあがれのメンバーの遺恨は合流前から始まっている。石原慎太郎代表(80)が都知事を辞職し、たちあがれのメンバーと新党結成を画策していたとき、橋下氏は「石原さん個人とは一緒にやりたい」としていたが、たちあがれのメンバーについて「カラーが違う」「感覚が違う」「世代感が違う」とこき下ろしていた。
維新の会関係者は「橋下さんは石原さんの顔を立てるために、たちあがれの人たちとも合流した。献金の話では橋下さんが折れたが、心の中では(たちあがれのメンバーは)いらないという気持ちは変わってない」と明かした。橋下氏と旧たちあがれのメンバーとの対立色が、はっきりとしてきた。
選挙前に分裂するのか。それとも選挙後、たっぷりと議席を獲得できたあかつきには旧たちあがれメンバーを切ってしまうのか。
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