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ベンチャー企業支援
 
 地域経済研究センターは、地方における産学連携による起業化の取り組みとして、標茶町の環境再生ベンチャー企業、カムイ・エンジニアリング鰍フ立ち上げ、経営面での支援を続けています。

・ 経緯
 釧路湿原を抱える小さな農村町、標茶町の有志が、2000年1月に地域経済研究センターを訪問。地域の環境問題を解決しながら、あらたな産業創出に結び付けていきたいという思いを実現するため、2年間にわたり調査研究会活動を続けてきました。特に2001年度は北海道経済産業局のコーディネート支援事業の助成を受け、小磯修二地域経済研究センターがコーディネーターとなって本格的に国内の事例調査等を進め、企業化に必要な技術収集等を行いました。その成果を受けて、2002年4月に、カムイ・エンジニアリング鰍設立しました。小磯センター長も取締役として出資、経営参加し、地方部における大学発ベンチャーとしてスタートしました。

・ 理念
 カムイ・エンジニアリング鰍フ企業経営の理念は、自らの力で地域に雇用を創出し、ふるさとの安定的な発展に貢献することと、さらに地域の素晴らしい自然環境を持続していくために地域ゼロエミッションという考え方を大切にしていくことです。
 地域ゼロエミッションは、単に廃棄物を出さない、リサイクルを進めるということではなく、地域の廃棄物を新たな地域の資源として見直し、そこから新産業を創出して地域内の雇用創出に結び付けていこうという、産業創造のコンセプトです。異なる産業の間におけるリサイクルシステムの構築という見方もできます。ゼロエミッションの概念は様々な形で取り組まれてきていますが、我々は廃棄物の管理や利用にはエコロジーの視点が重要であり、ゼロエミッションの展開には自然生態系を認識し、理解できるある程度限定された地域空間の枠組みで考えていくことで最も有効ではないかという考えから、地域という枠組みでゼロエミッションを実現していくこと、すなわち「地域ゼロエミッション」を会社経営のトップコンセプトに置いています。

・ 活動
 カムイ・エンジニアリング鰍フ活動は、大きくは、森を守る、川と湖を守る、海を守る活動に分けられます。現在の経営事業としては、カムイウッドの製造、販売が主たる事業です。カムイウッドは、廃木材と廃プラスチックを原料とした木質複合材ですが、自然木材に比べて極めて耐久性や耐朽性に優れており、特に屋外での木道や構造物建材として適したものです。その原材料は主にカラマツ間伐材や酪農用の廃プラなど地域内の廃棄物であり、まさに地域ゼロエミッションの理念に向けての活動です。

 カムイ・エンジニアリング鰍フ詳しい活動内容については、カムイ社のHPをご覧ください。
 また、カムイ・エンジニアリング鰍フ設立経緯については、『マルシェノルド』 2002年9月号の記事「環境と共生する地域産業の創出を目指す、地方発ベンチャーの誕生」(PDF版830KB)、(財)北海道開発協会発行 及び「地域自立の産業政策 地方発ベンチャーカムイの挑戦」(2007年11月、イマジン出版)をご覧下さい。

 
Photo:釧路公立大学構内   Photo:愛地球博覧会会場
 

 

釧路公立大学地域経済研究センター
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