競走馬となし畑
品川といえば?の問いに、10のうちに入るであろう、我らが大井競馬場。その裏手には72の厩舎があり、900頭もの馬たちが生活しています。生活しているのだから、お馬さんの落し物もあるわけで、1日出るフンの量はなんと約23t!実に年間で7,500tを超えるのです。
(株)増建さんが事業に取り掛かる7年前までは、悪臭・ハエの大発生など、近隣地域から多くの苦情が出ていたといいます。競馬組合から依頼を受けて立ち上がったのが、(株)増建の現会長増澤政信氏(写真)。当時まだ珍しかったEM菌(コンポストご利用の方は御存知ですね)に目をつけ、実験的に使ってみたところ、大成功!臭いを抑えられ、ハエの発生も防ぐことが出来たのでした。それでいて肥料としてのばふんの威力を低減させることなく、有効活用できるのです。現在は農協さんを通じて千葉の各農家に販売。ばふんを使った飼料は野菜・果実の肥料として利用されています。「梨」はことのほか甘く、大きくできあがるのだとか。
堆肥が土に還元され、おいしい果物(梨)ができる。自然のものを自然に帰す。これこそまさに、リサイクル。悪臭などをEM菌を利用して防ぐことで、生活の質を落とさず、かつ地球にもストレスを与えない。これぞまさにエコマインド。
華やかで感動的な競馬場の舞台は、ECO企業、(株)増建さんに支えられていることをお忘れなく。