基礎知識
1 不倫や婚約破棄の違法性と損害賠償(慰謝料)
浮気・不倫・婚約破棄は貞操義務や契約順守義務に違反するものとして損害賠償の対象になります。
そうなったことに対する反省などはその後に活かしていただくとして、過去の清算として損害賠償を請求することが出来ます。
損害には財産的損害と精神的損害があります。
財産的損害とは、不倫であれば調査に必要となった経費が挙げられるでしょうし、婚約破棄であれば同棲などをしていれば引っ越し費用や家具の調達費用などが挙げられます。
精神的損害は慰謝料と呼ばれます。
なお、その他にも謝罪請求などや再発防止を誓うことなどを請求することはありますが、法律的には根拠はありません。
2 慰謝料の請求方法
不倫や浮気・婚約破棄などが発覚した後、慰謝料請求した上で賠償させるまでには一般的に次のような流れをたどります。
- 不倫・婚約破棄の発覚
- 証拠の収集・相手の住所の確認
- 金額の決定
- 相手に対して内容証明で請求
- 相手との話し合い(交渉)
- 交渉成立なら示談書を作成し終了
- 交渉不成立なら裁判へ
3 誰にサポートしてもらうか
浮気・婚約破棄の慰謝料請求の問題についてサポートできる専門家は行政書士と弁護士です。
行政書士は4と6ができますが、5と7ができません。しかし弁護士と比べると平均して報酬が安いです。
(当事務所では4を一律17,500円、6を一律24,800円で行っています。成功報酬はありません。)
5と7についてはご自分で行っていただくことになりますが、法律の一般的なアドバイスはします。
弁護士と本人は全てを行うことが出来ます。
よく「不倫・婚約破棄の賠償請求の裁判は弁護士に頼まないと出来ないのでしょう?」と聞かれますが、請求は本人のみでも出来ます。
なお、一部を行政書士にまかせ、一部を弁護士に、最後は自分でと使い分ける方もいます。
知っておきたい基礎知識(その他)
ブログにて基礎知識集をまとめさせていただいています。
随時いろいろと補っていきますので、今は十分とは言えませんが、よろしければお読みください。
男女問題、婚約破棄の慰謝料請求をする前に知っておくべき9つのこと
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