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【プロ野球】

巨人の菅野 代打でデビュー ファンフェスタ特別試合

2012年11月24日 紙面から

 3連休初日の23日、巨人、ヤクルト、広島、阪神、DeNA、日本ハム、西武の7球団が、それぞれの本拠地球場などでファン感謝デーを開催した。関東地区はあいにくの雨模様となったが、それぞれ趣向を凝らしたイベントで、ファンとの交流を楽しんだ。

 巨人からドラフト1位指名を受けた東海大の菅野智之投手(23)が23日のファンフェスタで“東京ドームデビュー”を飾った。特別試合に代打で登場。東京六大学の立大時代に完全試合を達成している日本テレビの上重聡アナウンサーの前に、投ゴロに倒れたが、黄金ルーキーの初打席にこの日一番の声援が降り注いだ。

 最終回(3回)の攻撃。真新しい背番号19が打席へ向かうと、ファンフェスタとしては過去最多の4万4675人が詰め掛けた東京ドームが揺れた。「今日は出番がないと聞いていたんですけど、阿部さんから『行けっ』て言っていただいた。声援を聞いてジャイアンツに入った実感が沸きました」。浪人中も打撃練習を積んできた成果こそ見せられなかったが、憧れのユニホームでのプレーに満面の笑みを見せた。

 新入団選手発表では、伯父にあたる原監督とのグータッチも披露。相思相愛が実っての加入は、首脳陣の期待も大きく、川口投手総合コーチは「1年目が大事だと思うし、沢村のように新人王を取ってほしい。内海、杉内、ホールトンと良い投手の中で力を発揮してくれれば」と開幕ローテ入りを厳命した。

 巨人では、大卒ルーキーの初先発初勝利は1950年の青木宥明(ひろあき)以降52年間出ていない。江川も、上原もできなかった偉業だ。「来年良い成績を残さないと大きいことは言えない。まずは目先の目標を達成していきたい」と菅野は、初陣星に狙いを定めた。 (臼杵秀之)

 

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