NHK福島県のニュース　福島放送局

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川内村の内部被ばく検査結果

原発事故で避難した住民の帰還を呼びかけている川内村の住民を対象とした内部被ばく検査の結果が公表され、８割以上の人が検査機器の検出限界値を下回る低いレベルにとどまり、村に戻った人と避難している人との間でも結果に大きな差はなかったことがわかりました。
川内村は去年１１月から村民は平田村の病院で内部被ばくの検査を受けることができ、ことし９月までに３８２人が受診しています。村は検査結果を公表し、全体の８６．４％の人が検査機器の検出限界値を下回る低いレベルにとどまっていることがわかりました。
また、今後、内部被ばくを受け続ける放射線量が最も高い人でも０．２５ミリシーベルトで、受診した全員が国際的な機関が勧告している被ばく限度の年間１ミリシーベルトを大きく下回っていました。このうちすでに村に戻った人と避難を続けている人など、生活の違いがわかる２２９人を比べたところ、内部被ばくの量に大きな差はなかったということです。
川内村では３０００人の住民のうちおよそ３分の１が村に戻っており、こうした住民は地元でとれる食品を食べる傾向が強いとして、今後も内部被ばく検査とともに食品の放射線量を測る検査も継続していくとしています。

11月23日　10時37分

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