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2008928

 

730  政権交代の秋

 

岸信介元首相の孫、福田赳夫元首相の息子に続いて、吉田茂元首相の孫が内閣総理大臣に就任しました。安倍晋三元首相は2年前、「戦後レジームからの脱却」をスローガンにしていましたが、3代続けての世襲首相の誕生は、依然として戦後レジームが強固に続いていると感ぜざるをえません

麻生太郎内閣の顔ぶれを見ても、先代や先々代の顔が思い浮かぶ閣僚ばかりです。おまけに、勇退を表明した小泉純一郎元首相の後継者も、2男だそうです。「自民党をぶっ壊す」と息まいていた構造改革論者も、自民党の構造的問題である世襲には鈍感でした。

次期総選挙で約80名もいる「小泉チルドレン」の大半は淘汰されるでしょう。本来は「議席」よりも「チャイルドシート」のほうが似合っている人ばかりだから・・・・。

でも、本当の小泉ジュニアだけは強いかもしれません。

 自民党の世襲議員も、最近は小泉家のように3世、4世の時代に入ってきました。泥棒のルパンなら3世もあり得ますが、政治家は家業ではありません。民主党は世襲を制限する法改正と、国会議員経験者の配偶者や子が同一選挙区から立候補できないようにする内規の準備を進めています。

 さて、新内閣が発足したばかりですが、早速閣僚の失言が飛び出しました。中山成彬国土交通相が成田空港の拡張が進まなかった原因を、地元住民の「ゴネ得」と発言した問題は、千葉県選出の国会議員の1人として看過できません。反対派住民と国が対話路線に転じるまでの血と汗の歴史的経緯や、周辺自治体が空港と共生するまちづくりを進めている現状を全く理解していません。その他の問題発言も含めて、大臣の辞任は当然のことでした。

 失言癖のある麻生首相は、本人は今のところ慎重な発言をしていますが、自らが任命した閣僚には緊張感が足りないようです。

今週は、新首相の所信表明演説に対して、衆参において各党代表質問が行われます。その後に、予算委員会が開かれるかどうかが注目されています。「汚染米」や「消された年金」などで新内閣は集中砲火を浴びるでしょう。予算委を開かずに解散するか、開いても短めの審議で打ち切って解散でしょう。「政権交代の秋」をめざして全力で頑張ります。

 

平成20928日                 野田よしひこ

 

 

 

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