社会

家康の時計 文化庁に国宝指定要望
(静岡県)
家康が愛用したと言われる400年前の洋時計について、大英博物館が行った調査報告書ができあがり、時計を所有する久能山東照宮の宮司らが22日、近藤誠一文化庁長官に手渡すとともに、国宝に指定するよう要望した。時計は、約400年前スペイン国王から贈られたもので、5月、大英博物館の時計部門の最高責任者であるデービッド・トンプソンさんが、調査のため久能山東照宮を訪れた。調査は、時計内部の部品がいつの時代のものかなど、詳細に分析され、その結果、時計は16世紀末にスペインのマドリードで作られたものと確認された。この時代に作られた同じような型の時計は、世界に20台ほどしかないそうだが、ここまで程度の良いものは世界でもこの時計だけの可能性が高いという。
[ 11/22 20:40 静岡第一テレビ]