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山本五十六と海軍の責任 太平洋戦争に至った背景には南進派の海軍(海軍系財閥含む...

horiyukarinさん

山本五十六と海軍の責任

太平洋戦争に至った背景には南進派の海軍(海軍系財閥含む)の動向が重要な鍵であり
(南方資源地帯開発を請け負ったのは大陸に出れなかった海軍系財閥)
また海軍作戦の骨子であった邀撃作戦(防衛決戦作戦)を
生産力が格段に乏しい航空機と(高度な技術が必要)
搭乗者の補充や補助要員の養成機関すら不完全にも関わらず
(小さな錬成機関で少数精鋭主義)
航空機による侵攻消耗作戦を強行した山本五十六の責任は重大だと思いますがどう思いますか?
サイパンの大消耗が陸軍の玉砕につながったと思います

補足
海軍は邀撃作戦を計画し
そのために特化されたのが連合艦隊
日本の軍事力からいえば妥当な計画です
作戦は国力に従う原則です
なのにそんな防衛決戦用の艦隊を航空侵攻なんていう非現実な作戦に転用した山本五十六は本当に戦争に勝つつもりだったのかと思います

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(4件中1〜4件)

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matetukiさん

そもそも邀撃漸減作戦自体が非現実的でした。
漸減作戦はアメリカとの戦力比が7割ほどであり、早期にアメリカが日本に向け侵攻し、航空機や水雷部隊で損害を与え、アメリカ艦隊は傷ついたまま艦隊戦を行い、そして日本が勝利した結果講和できる、というものです。
また勘違いされているようですが漸減作戦は航空機が重要な位置を持つ作戦であり、漸減作戦のため日本海軍は航空機を重視しその生産に力を注いでいます。航空機が無ければ漸減作戦自体が実行不可能です。

漸減作戦が非現実的な理由。
アメリカとの戦力比:第二次ヴィンソン案、両洋艦隊法により戦力比が大きく広がることになり、多少減らしても艦隊戦で勝利できる状況を作れなくなるためこの時点で漸減作戦は崩壊。
アメリカが日本に向けて侵攻:短期決戦がしたいのは日本であってアメリカではない。フィリピンをアメリカが見捨て戦力の拡充を優先すれば漸減作戦は崩壊。
航空機や水雷部隊で損害:可能だが日本も相応の被害を被る。また戦力比拡大によりもはや大きな期待ができるものではなくなったため漸減作戦は崩壊。
アメリカ艦隊は傷ついたまま:非現実的。戦力の再編、補充を行わず決戦を行う理由がアメリカには無い。また日本にも決戦を強要する手段は無いので漸減作戦は崩壊。
日本が勝利し講和:たとえ勝利しても講和する理由がアメリカにはない。後回しにして戦力が整ってから再度戦うだけ。そのたびに日本は日本海海戦のような奇跡を起こし続けない限り敗北する。

これらは当時の日本海軍自身も認識しており、何度も演習やシミュレーションを行っても敗北するという結果が出ています。勝ち目の無い戦略に固執するほど馬鹿なことはありません。

そして短期に講和を行うということは、たとえ戦力を消耗してでも戦果を上げなければ現実的に不可能であり、侵攻を続けるほか手段はありません。日露戦争も日本が次々と侵攻したから講和のテーブルを用意できたのであって、日本が守勢に回って勝利するというのはまずありえません。
このため肉を斬って骨を断つ戦い方以外に取りうる手段は無くなり、失敗したがための史実となったのです。

ちなみに漸減作戦は史実でも実行に移されています。あ号作戦ことマリアナ沖海戦です。主力が戦艦から空母になってはいますが。
侵攻するアメリカ艦隊に対し、漸減するべき潜水艦隊は大打撃を受け航空機部隊も壊滅し、逆にアメリカの潜水艦と航空機で日本艦隊が漸減させられ退却するという大敗北を喫しました。

k1_121さん

全ては結果論で、今となっては何とも言えない処・・当初は、日露戦争の踏襲で、日本近海での米艦隊を迎撃戦法であった(対バルチック艦隊戦術のような)、であるから、太平洋を渡ってくる米艦隊をマーシャル群島付近か、マリアナ諸島区域で待ちうけ、日米艦隊決戦でこれを撃滅方針であった。だが、山本五十六のアメリカ留学で敵の国力を熟知してる彼は、開戦1年半後が鍵を握ってると計算した。資源、GNPなどで日本を凌駕するアメリカ相手では、1年半も経過すれば、国のスタミナ勝負では勝ち目は無い事を思い開戦劈頭が勝負だと踏んだ・此処で米国の戦意を挫き短期決戦に望みを託した。そこで陸軍の南方上陸にて戦端を開く、と同時に海軍は真珠湾にて米太平洋艦隊の殲滅であった。それは、当時では前代未聞の空母駆動部隊にての奇襲攻撃であった・・山本自身無類の博打好きの破天荒の戦術で、作戦の結果評価には意見が割れるところ・・肝心の最新鋭の空部群が真珠湾には不在、艦隊群は旧タイプの戦艦ばかりであった。それでも、敵の損害甚大の割に味方の損害は軽微であった。で日本の陸海軍の緒戦の快進撃は続き、シンガポール陥落、香港陥落など目覚しかった・・ここで山本らの慎重派らは、戦争終結であった。(日本側の占領地を全て返却した上での和平交渉案であったようだ)だが、あくまでも強気の陸軍の鼻息の前では、抑制は利きそうに無かった・・アメリカ(英国も含んだ)側にも日本の短期決戦の思惑が通用したものかどうか疑問があったが、アメリカ側ではあくまでも日本の国の占領、政治体制&軍組織を破壊を目的とした長期戦も視野に入れた国家戦略のようであったみたいだ。

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  • 編集日時:2012/11/23 23:27:55
  • 回答日時:2012/11/23 20:58:21

nagano8543さん

まあ、山本五十六は真珠湾攻撃をしてアメリカをただ怒らせただけの阿呆です。軍神でもなんでもありませんね。

red_spi99さん

文章が読み取りにくいのですが、

「邀撃作戦を強行した山本五十六」
という意味でしょうか。しかし史実において山本五十六は邀撃作戦には成功の見込みはないとして、真珠湾奇襲攻撃を実行しました。

「邀撃作戦を取りやめて真珠湾攻撃を強行した山本五十六」

という意味でしょうか?
こちらならば邀撃作戦に成功の見込みはないとした判断が後知恵で見ても正解です。
邀撃作戦はアメリカの太平洋艦隊を迎撃するために考案されてきた作戦ですが、残念なことに日本の基本方針は「南方資源の確保」が第一となりました。これは大本営決定なので山本五十六にとやかく言う権限はありません。

そのため南方攻略の陸軍輸送船を護衛するため、戦艦二隻を基幹とする、水雷戦隊の相当数が南遣艦隊に割り当てられ、邀撃作戦を実行するための戦力が足りなくなっています。水雷戦隊が足りない状態では話にならないのですよ。

さらに、アメリカがいつ、どこに進撃してくるかわからない状況では主力艦隊を動かすこともできず、海軍主力が遊兵化してしまいます。そのような余裕は日本側にありません。
戦争のイニチアシブをアメリカに渡してしまっては戦えないという判断は、もっともなものですよ。

とはいえ、南部仏印進出に海軍の責が無いとは言いません。
なんといっても、南部仏印を裏で強引に工作したのは、海軍軍務局でしたから・・・。

捕捉について

漸減作戦は補助艦艇や航空戦力で米艦隊を弱体化させ、戦艦による決戦を挑むというシナリオです。
しかし、先にも書いたように南遣艦隊に水雷戦隊を相当数裂かれていて、「漸減」の部分が実行できません。ないものは無いんですから、しょうがありません。
状況が変わって作戦実行ができなくなっているのに、実行しないのはダメだ。と言ってもしかたがないかと。

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  • 編集日時:2012/11/23 16:13:33
  • 回答日時:2012/11/23 15:34:52

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