警察官が虚偽の110番 静岡南署巡査を書類送検
(2012/11/23 07:50) 虚偽の110番をかけ自分が勤務する警察署の業務を妨害したとして、県警は22日、静岡南署地域課の30代の男性巡査を軽犯罪法(悪戯業務妨害の罪)違反の疑いで静岡地検に書類送致し、同日付で減給100分の10、1カ月の懲戒処分とした。
送検容疑は同署下川原交番に勤務中の8月23日午後8時55分ごろ、自分の携帯電話で「公園で女の子が4、5人の男に囲まれているようだ」などと虚偽の110番をし、同署員ら計8人を同区の宮西公園に出動させて業務を妨害した疑い。
県警監察課によると、巡査は無線で“事件”を知ったとして自ら現場に向かった。無線で署に状況報告を入れるなどしていたところ、通報に使った携帯電話が着信。署の電話番号が表示されたため、状況の問い合わせと思い込み応答したが、通報者に通報内容を確認するための電話だったため、虚偽通報と判明した。
県警の佐藤光一首席監察官は「警察職員がこのような事案を起こし誠に遺憾。職員の業務管理を徹底する」とのコメントを出した。
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