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ガザ地区 停戦後さらに犠牲者が
11月23日 7時4分

ガザ地区 停戦後さらに犠牲者が
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イスラエルとパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスが停戦に合意して1日がたち、戦闘は停止していますが、パレスチナのガザ地区では、空爆で犠牲者が出た建物のがれきの中からさらに2人が遺体で見つかるなど新たな被害が明らかになっています。

イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスが停戦に合意してから1日がたったパレスチナ暫定自治区のガザ地区では、人々が車のクラクションを鳴らしたり市内を練り歩いたりして戦闘の停止を祝いました。
一方、空爆で倒壊した建物のがれきの撤去作業も続けられ、このうちガザ市内の住宅では、NHKの取材班が撮影している最中にがれきの中から新たに少女と男性が遺体で見つかりました。
現場は住宅の密集する市街地で、この住宅ではこれまでに女性と子供9人を含む11人が死亡しており、周辺にはほかにも倒壊した住宅が多くあることから新たに被害が明らかになるおそれもあります。
今回の戦闘で、パレスチナ側でおよそ160人、イスラエル側で6人の死者が出ましたが、イスラエル軍によりますと、停戦開始直後にガザ地区からロケット弾が数発発射された以外は現在、戦闘は停止しているということです。
イスラエルとハマスとの停戦は過去に何度も破られていますが、今回は仲介役を果たし双方と関係を持つエジプトが停戦の合意に違反があれば対応するとしており、長期的な停戦が実現するかどうか注目されます。

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