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択捉島にロシア企業が観光施設計画11月21日 18時0分
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北方領土の択捉島で、ロシアの企業がホテルなどの観光施設を初めて建設する計画が明らかになりました。
ユジノサハリンスクの日本総領事館は、ロシアの実効支配を正当化しかねず、受け入れられないとしています。
これは、ロシア極東・サハリン州の観光開発計画に関する会議で明らかにされたものです。
それによりますと、ユジノサハリンスク市の建設会社が、択捉島北部の別飛に、ホテルと温泉を併設した100人余りを収容できる観光施設を建設する計画です。
完成は2015年の予定で、実現すれば北方領土にロシア側が作る初めての観光施設になります。
この建設会社の担当者は、NHKの取材に対し、「温泉をアピールして観光客を集めたい。国際的な水準でサービスを提供すれば、外国人客も来るはずだ」と述べました。
北方領土では、新たな空港などの整備が行われているほか、外国人向けの観光ツアーが組まれるなど、観光客を呼び込む動きが強まっています。
これについて、ユジノサハリンスクの日本総領事館は、「北方領土に観光施設が出来ると、ロシアのビザを取得した旅行者が入ることが予想される」としたうえで、ロシアの実効支配を正当化しかねず、日本政府としては受け入れられないとしています。
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