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最終更新:2012年11月21日(水) 6時4分

中国報道官、フィリピンとベトナムを牽制

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 カンボジアで行われた東アジアサミットなど一連の会議に出席した中国は、南シナ海の領有権をめぐり対立が続くフィリピンとベトナムに対し、「騒いでいるのはこの2か国だけだ」などと牽制しました。

 この問題をめぐっては、7月に開かれたASEANの外相会議で、中国寄りのカンボジアと、中国に強硬的な姿勢のフィリピンなどが対立した結果、史上初めて共同声明が見送られる「異例の事態」となりました。

 今回の一連の会議でも、中国から多大な援助を受ける開催国のカンボジアが中国擁護の姿勢を示し、参加国の一部から不満の声が上がっています。

 これに対し、中国は次のような例えを持ち出し「騒いでいるのはフィリピンとベトナムだけ」と両国をけん制しました。
 「この重要なサミットに参加する人は計算くらいできなければいけない。10+3、10+1、10+8・・・、そして10−2。どちらが大きいか分かるでしょう」(中国外務省・秦剛報道官)

 一方で、中国はこの問題について「外部から干渉を受けずに問題を処理すべき」と主張していて、アメリカの介入に対する警戒感を示しています。(20日21:37)

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