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津波被害の村唯一のホテル再開11月22日 0時13分
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津波の被害を受け、営業を取りやめていた岩手県田野畑村で唯一のホテルが、改修工事を終えて、およそ1年8か月ぶりに営業を再開しました。
田野畑村の海沿いに建つ「ホテル羅賀荘」は、450人が泊まることができる村で最大の宿泊施設でしたが、津波で10階建ての建物の3階までが大きく壊れ、営業できなくなっていました。
ことし4月から改修工事を始め、客室を津波の被害を受けなかった4階より上にしたり、2階から高台に逃げられる避難路を作ったりするなどの安全対策を施し、営業再開にこぎ着けました。
21日は、再開を祝う式典が開かれ、初めに、ホテルを経営する第3セクターの社長を務める田野畑村の上机莞治村長が、「ホテルは、村が進めてきた体験型観光の重要な施設で、観光で村を復興したいと願っています。田野畑だけでなく、沿岸部全体に影響を与えられるような施設にしていきたい」と抱負を述べました。
このあと、関係者らが鏡開きをして再開を祝ったほか、地元の中学生が復興への願いを込めた太鼓の演奏を披露して彩りを添えました。ホテルは、23日から本格的に営業されますが、23日は、すでに団体客で満室になっているということです。
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