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福島 5市町村で年末年始の宿泊検討11月22日 4時31分
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原発事故の影響で、立ち入りはできても宿泊は禁止されている福島県内の5つの市町村の避難区域について、年末年始に限って宿泊を可能にする方向で調整が進められています。
福島県の南相馬市と飯舘村、田村市、川内村、それに楢葉町の5つの市町村では、ことし避難区域が見直され、「避難指示解除準備区域」と「居住制限区域」では、住民は自宅に戻るなど立ち入りは自由にできるようになりました。
しかし、宿泊は禁止されていて、避難生活が長期化するなか、住民から「正月くらいはふるさとの自宅で過ごしたい」という声が出ていました。
こうしたなか、政府と地元自治体の間で来月29日から1月3日までの年末年始の6日間に限って宿泊を可能にする方向で調整が進められています。
宿泊にあたっては、水道などのインフラの復旧状況や自治体側の受け入れ体制を考慮する必要があるため、最終的な判断は各自治体に委ねられるということです。
南相馬市の桜井勝延市長は「帰還を促す意味で、住民の意欲が向上するなら取り組むべきだと思う」と話しています。
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