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東電 テレビ会議映像を追加公開へ
11月22日 22時29分

原発事故直後の現場と本店とのやり取りなどを記録したテレビ会議の映像について、東京電力は、新たに合わせて2週間分を、今月30日から報道関係者に公開すると発表しました。
この中には、去年4月に十分な事前連絡なしに海に汚染水を放出し、批判を浴びた際の対応なども含まれ、これまで十分明らかになっていない当時の政府とのやり取りなどが注目されます。

東京電力のテレビ会議の映像については、去年3月11日から5日分が、ことし8月に公開されましたが、対象期間が短く、事故対応の検証が十分できないという批判があり、東京電力が、事故から1か月後まで広げることを決め、公開に向けた準備を進めていました。
新たに公開されるのは、去年3月16日からの1週間と、去年3月30日からの1週間の合わせて2週間分で、今月30日から今回も報道関係者に限って閲覧方式で公開されます。
この中には、冷却ができなくなった使用済み燃料プールへの注水手段の確保に手間取り、再び危機感が高まった場面や十分な事前連絡なしに海に汚染水を放出し、国内外から批判を浴びたときの対応などが含まれます。
当時、政府も東京電力と一体となって事故対応に当たっており、これまで十分明らかになっていない汚染水放出の判断に至る経緯や、その時の政府とのやり取りなどが注目されます。
公開にあたっては、報道関係者からの要望をもとに、およそ1時間50分の映像が提供されることになっていて、これまでと同じように社員のプライバシーに配慮するとして、映像や音声の一部は加工するとしています。

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