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コメ産地偽装の疑い JAなど書類送検
11月22日 23時41分

岩手県産のコメを大量に混ぜて、兵庫県産と偽り販売したとして、神戸市の農業協同組合と職員4人が不正競争防止法違反の疑いで書類送検されました。
警察によりますと、およそ5トンが販売されたとみられています。

書類送検されたのは、神戸市北区に本部がある「JA兵庫六甲」と33歳から59歳の職員4人です。警察の調べによりますと、JA兵庫六甲は、岩手県産を90%混ぜたコメを「こうべ育ちオリジナル米」と表記して兵庫県産と偽り、ことし3月、神戸市内の直売所で5キロ入りの2袋を販売したとして、不正競争防止法違反の疑いが持たれています。
このJAでは、東日本大震災の復興支援のため岩手県産のコメを仕入れましたが、売れ行きが悪かったため、兵庫県産に偽装したとみられています。
警察によりますと、2週間ほどの間に1000袋余り、およそ5トンが販売され、その後、消費者からの指摘で販売が中止されたということです。
調べに対して職員らは、「商品を売りさばくために混ぜて販売した」と容疑を認めているということです。
JA兵庫六甲は、「消費者の方におわび申し上げます。職員全員で改善に取り組みます」としています。

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