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2012年11月22日(木) 19:14 |
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いじめ調査、岡山は専門チーム設置
文部科学省が行なったいじめに関する緊急調査で、今年4月からの約半年間で全国のいじめの件数が昨年度1年間の2倍、岡山県でも1.5倍になったことが明らかになりました。 こうした中、岡山県はいじめ問題に対応する専門家のチームを発足させます。
調査は、滋賀県大津市で男子中学生が自殺したことを受けて、文部科学省が今年8月に全国で緊急のアンケートを実施したものです。 調査結果によりますと、今年4月からの約半年間で認知されたいじめの件数は14万4千54件で、昨年度1年間の7万231件の2倍となりました。 学校や教員がこれまでよりも積極的にいじめを認知したためで、岡山県内でも前の年度の850件から1258件と約1.5倍に増えています。 これに対し、香川県内で認知されたいじめの件数は168件で、年間通してのベースで見るとほぼ横ばいでした。 子どもたちによる話し合いなど、いじめの未然防止に向けた県独自の取り組みが数字に表れていると文科省は見ています。 岡山県でも、こうしたいじめ問題に対応する独自の取り組みとして、学識経験者や弁護士などからなる専門チームを設置することになりました。 いじめの対応について、学校や教育委員会への助言や支援を行なうほか、今月26日からは、電話で児童・生徒や保護者からの相談にも応じることにしています。
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