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【グラニュース】


ピクシー、外国人監督で最長の6年目

2012年11月23日 紙面から

来季の続投が正式決定したストイコビッチ監督(手前左)。(右)はジュロヴスキーコーチ=トヨタスポーツセンターで(宮崎厚志撮影)

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 名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督(47)が来季も指揮を執ることが22日、正式に決まった。この日、福島義広代表取締役副社長(62)と会談し、すべての契約事項で合意した。単年契約で、年俸は現状維持で推定1億5000万円。Jリーグ外国人監督最長タイとなる6年目の政権に向け、ストイコビッチ監督は「ACLも優勝したい」と力強く来季の2冠獲得を誓った。併せて久米一正GM(57)の続投も正式決定。これで来季のチーム編成が一気に加速することとなった。

 クラブの続投方針を追認された8日の取締役会から約2週間、ようやく6年目のピクシー政権が正式決定した。この日、練習を終えたストイコビッチ監督は福島副社長と会談し、契約の細部と来季の目標を確認。元鹿島のトニーニョ・セレーゾ氏と並び、Jリーグ外国人監督最長となる6年目の指揮が決まった。

 今季はいまだ無冠。リーグ優勝も現実的にはついえ、福島副社長は「不本意なシーズン。早々にACLは敗退し、ナビスコ杯の負け方も悪かった。節目の試合でもほとんど勝てず、ホームでの勝率は就任後ワーストだ」と分析した。ただ、現在3位浦和と勝ち点で並ぶ4位につけており、クラブが最低目標に掲げるACL出場権獲得は達成間近。就任後3位、9位、優勝、2位と安定した結果を残していることも決め手。福島副社長は続投理由をこう説明した。

 「今年は就任後最も苦労したシーズンになったと思う。想定外のケガ人に戦力が整わないなかでも幅広い戦い方をできるチームに成長し、逆境の中でも強い信念、統率力を発揮した。厳しいご指摘もあるが、客観的な評価はトータルで判断する。グランパスを万年中位から上位に引き上げた。新人獲得にも協力してもらっており、個性豊かな選手たちを束ねている。まだまだ不可欠な指揮官だ」。もちろん、残り2節でのACL出場権獲得は至上命令だ。ストイコビッチ監督も「ACLは厳しい大会だが、なんとか出場したい。来季こそ、ACLで優勝したい」と強い決意を語ったという。Jクラブ史上初のリーグとACLの2冠へ、ピクシーが再挑戦の権利を手にした。 (宮崎厚志)

 

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