蹴球探訪
J2上位を快走!湘南・チョウ監督(5月9日)
トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事
【プロ野球】日ハム吉川は前年0勝からMVP2012年11月22日 紙面から 晴れがましいスポットライトの中に笑顔が輝いた。MVPの会見に臨んだ吉川の顔は晴れ晴れとしていた。前身の東映、日拓ホーム時代を含めてチームでは09年のダルビッシュ以来7度目の戴冠。チームを3年ぶりのリーグ優勝に導いた男には、大仕事を成し遂げた充実感があふれていた。 「選んでもらって本当にうれしい。一人しか選ばれていない賞なので光栄」。昨年は2軍表彰式に出席した後にコンベンション会場を見るだけだったが、今年は堂々のMVP。「チームの役に立ててよかったという気持ち」。初めての味をじっくりかみしめた。 新人以外では史上初の前年0勝投手の受賞。心に浮かんだのは栗山監督への感謝だった。プロ5年間でわずか6勝。吉川には「ノーコン」のレッテルが貼られていた。しかし、そんな左腕に「四球を出してもいい。強く腕を振れ」と声をかけ、能力を覚醒させた。 その結果が14勝。最優秀防御率に加え、MVPという最高の結果に結び付いた。「監督の言葉がなければ、自滅していたかもしれない。後押ししてくれた」。偽らざる本音が自然と口を突いた。 しかし、これで終わる気はない。左肘痛でノースローだが、近日中にもキャッチボールを再開する。「来年が大事。しっかり準備をしたい」と吉川。リーグ連覇のため、来季も左腕をフル回転させる決意だ。 (川越亮太) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|