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【プロ野球】巨人・阿部、文句なしのMVP!! 原監督もOK!?菅野に鉄拳制裁2012年11月22日 紙面から
今シーズンのプロ野球の表彰選手が集結する「2012プロ野球コンベンション」が21日に東京都内のホテルで行われ、年間最優秀選手(MVP)にセ・リーグの巨人・阿部慎之助捕手(33)、パ・リーグの日本ハム・吉川光夫投手(24)がそれぞれ初受賞した。巨人の捕手が選出されるのは1987年の山倉以来、25年ぶり2人目。一方、吉川の24歳シーズンの受賞は、パ・リーグ左腕投手最年少となった。 空気が一瞬にして凍り付いた。3年ぶりのリーグ制覇と日本一に導いた立役者。文句なしのMVPに選ばれた阿部が「怖い物なし」の鉄拳制裁予告だ。この日、仮契約を結んだドラフト1位の菅野に対するコメントを求められると、不敵な笑みを浮かべた。 「(伯父の)原監督が鉄拳制裁もありだと言っていたので、沢村の次のエジキになるかもしれませんね」。10月28日に行われた日本シリーズ第2戦では、けん制のサインを見落とした沢村の頭をポカリ。「阿部選手に投げることを想像するだけでワクワクする」と夢を膨らませる菅野に、その刃(やいば)が向く可能性もあるというのだ。 もちろん、これも期待の裏返し。指揮官とは伯父−おいの関係にある「金の卵」には、チーム内で遠慮が生まれないとも限らない。そこで、精神的支柱でもある阿部が緩衝剤の役割を引き受ける覚悟を見せ、原監督も「それがうちの流儀」と鉄拳容認の方針を明確に示した。 それだけの実績も備わった。今年は打率、打点の打撃2部門に加え、出塁率、塁打数、長打率、犠飛数、得点圏打率もリーグトップ。さらにベストナイン、正力賞と受賞ラッシュ。腰や両足首の故障を抱えながら驚異のパフォーマンスを演じ、MVPでついに「10冠」に到達した。 来季はWBC日本代表でも「4番・主将」の重責を担うことが期待されている。日本人メジャーリーガーの相次ぐ出場辞退にも、「日本にいる選手だけで戦うのは、逆に価値があるし、底力の見せどころだと思う」と決意を表明した。プロ入り12年。「日本の至宝」となった阿部の勢いは誰にも止められない。 (井上学) PR情報
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