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【プロ野球】

杉内はWBC熱望

2012年11月23日 紙面から

 左肩痛でポストシーズンの登板を回避した巨人の杉内俊哉投手(32)が22日、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場に並々ならぬ意欲を見せた。一歩間違えればシーズンの開幕に出遅れる危険性も伴う中で、サムライ左腕が覚悟を決めた。

 沈黙を破った。東京都内で行われた「ジョージア魂賞」の表彰式に出席後、これまで肩の状態については言葉を濁してきた左腕が、ようやく重い口を開いた。「今は投げずに肩を休ませています。一般的に、投手にはよくある症状。張りとは違います」

 チームが日本一になっても、消化不良だった。クライマックスシリーズでも、日本シリーズでもマウンドには立てず、来季の見通しすら不明。それでも、杉内は侍ジャパンの一員となる姿を思い描いていた。

 「肩が治ってからの話ですが、もちろん代表候補に選ばれたらアピールしたい。そこに向けてしっかりと調整したい」

 メジャーリーガーの相次ぐ出場辞退で国内組のみでの戦いになる見通しにも、「確かに厳しいけど、楽しみでもある。日本のメンバーだけで優勝できたらすごいこと」と力を込めた。

 国際経験も豊富な杉内には、日本代表の首脳陣からも熱い期待がかけられている。まずはキャッチボールを来月に再開。そして12月4日に控える代表候補の発表を待つ。「そこに入ったら、代表に選ばれるような投球をしたい」。過去2大会で世界一に貢献した左腕が、日本の窮地を救うために立ち上がる。 (井上学)

 

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