「砲内弾道学」 とは


砲内弾道学とは、発砲の瞬時から弾丸が砲口を離れるまでの、砲内における次のような科学的及び力学的な諸現象について研究するものです。

 1.砲内における火薬の燃焼に伴う次の諸現象
     (1) 砲内における圧力の変化 (→ 圧力曲線)
     (2) 砲内における火薬の燃焼速度 (→ 燃焼曲線)
     (3) 砲内における温度の変化 (→ 温度曲線)
     (4) 火薬の燃焼に伴う砲内への影響

 2.砲内における弾丸運動の次の諸現象
     (1) 起動圧力
     (2) 初 速 (→ 速度曲線)
     (3) 弾丸の旋転
     (4) 熱エネルギーと運動エネルギー

 3.砲の運動
     (1) 砲身の退却
     (2) 砲身の振動

 4.砲中及び薬室の損食(エロージョン)

 5.初速に及ぼす影響
     (1) 弾丸の状況
     (2) 発射薬の状況
     (3) 砲中摩耗に関する状況
     (4) 弾丸装填の状況


そして、この砲内弾道学の研究によって、これを次のような事項に活用することができます。

 1.砲熕武器の計画及び改造
     (1) 砲身の長さ(口径長)
     (2) 薬室の広さ
     (3) 旋条の数
 2.火薬の要素の決定(火薬量、形状、大きさ、成分)
 3.弾丸の要素の決定(重量、口径、弾型)
 4.戦術上の要求に基づく改造等


(注) : 「砲内」と言う用語の「砲」の字は、正しくは「月」偏に「唐」と書いて「とう」と読む文字ですが、常用漢字表にも常用フォントにもありませんので、全て「砲」で代用しています。



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最終更新 : 09/Jun/2006