都知事選:民主「不戦敗」決定
毎日新聞 2012年11月23日 00時11分(最終更新 11月23日 00時24分)
民主党東京都連は22日、都知事選(29日告示、12月16日投開票)の自主投票を決めた。党本部も了承する見込みで、支援候補を立てないままの「不戦敗」が決まった。
民主都連は当初、幹部らが新党改革代表の舛添要一参院議員(63)に出馬を要請したが、舛添氏は不出馬を表明。その後、都副知事の猪瀬直樹氏(66)や元民主党衆院議員で前神奈川県知事の松沢成文氏(54)への支援も検討したが、都議会が一本化できなかった。都議会民主の酒井大史幹事長は「衆院選に専念することを第一に考えた。小選挙区の候補に有利になるように、都知事選はそれぞれの立場で行動する」と説明した。
過去の都知事選で、民主党は▽99年に鳩山邦夫氏(64)▽03年に樋口恵子氏(80)▽07年は浅野史郎氏(64)を推薦・支持したが、いずれも石原慎太郎氏(80)に敗退。前回11年では3位に終わった渡辺美樹氏(53)を都議会レベルで支持していた。【柳澤一男】