スカイツリー:半年で328万人来場 予想大きく上回る
毎日新聞 2012年11月22日 21時55分(最終更新 11月22日 22時12分)
東武鉄道は22日、東京スカイツリー(東京都墨田区)の開業から半年間の来場者数を発表した。5月22日〜今月21日の半年間で約328万人、併設の商業施設を合わせると約2792万人が訪れた。当初は商業施設を合わせて1年間で約3200万人を想定していたが、予想を大きく上回った。
一方、地元商店街では併設の商業施設に客を奪われる店が出ている。山崎昇・墨田区長は22日記者会見し「ツリーに来た観光客に、街に出てもらうのはなかなか難しい。仕掛けを考えないといけない」などと述べた。
ツリーの隣にある京成電鉄の本社は来秋、千葉県市川市に移転。跡地には地上13階、地下1階のビルが建ち、宿泊施設や商業施設が入居する。区はさらなる地域への影響を懸念し、地元商店への支援策などを考えていくという。【大沢瑞季】