「バースと岡田がおったら、もっと華やかになったんやけどなぁ」
阪神ファンの嘆き節が聞こえてくるのが、18日に行われた阪神―巨人のOB戦。両軍豪華メンバーで4万4000人超が甲子園に詰め掛けるなど、盛り上がりを見せた。だが、そこにはファンが待ち望んでいた2人の姿がなかった。OB戦で存在感を見せた掛布氏とともに、85年日本一の時にクリーンアップだったバース氏と岡田氏である。
バース氏は左目網膜の緊急手術を受けたそうで、「大変残念に思っております」と主催者を通じてわざわざ直筆の手紙を公開して謝罪。これは仕方がないにしても、一方の岡田氏はというと「都合により出場ができなくなりました」と発表されただけ。
「岡田氏には、阪神のOB連中も、『こういう時に何で出てこないんだ!』とカンカンです」
とは、さるマスコミ関係者。
「岡田氏はどうやらドバイに静養旅行に出かけていたようです。岡田氏はオリックス監督時代に『優勝旅行はドバイ』と発言したことがあるくらいのドバイ好き。今季オリックスの監督を解任されるなど、公の場には出づらい事情もわかるが、このOB戦は12年ぶりの甲子園開催。阪神OB会が総力を挙げて巨人OB会に協力を求め、王さんまで出場した。掛布氏も、自身の金銭問題が公になっているにもかかわらず、積極的に参加していますからね」
オリックスもクビになり、阪神でも針のムシロとは……。
(日刊ゲンダイ2012年11月22日掲載)