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福島・川内村に“移動コンビニ”
11月20日 16時44分

原発事故で避難した住民の帰村を呼びかけている福島県川内村で、買い物が不便だという住民からの声を受けて、大手コンビニチェーンが移動販売の車で営業を行っています。

移動販売は、コンビニチェーン大手の「ファミリーマート」が、週2回、村役場の駐車場で行っています。
福島県川内村は、原発事故で役場ごと避難しましたが、ことし4月から全域で立ち入りができるようになり、およそ3000人いた住民のうち、これまでに3分の1が戻っています。
しかし、13あった生鮮食料品店のうち営業しているのは7つの店舗で、住民から日々の買い物が不便だという声が相次ぎ、これに応える形で今月から移動販売が始まりました。
移動販売の車には、弁当や日用雑貨などおよそ300種類の商品が積まれ、20日も、村に戻った人や除染作業に来ている人が次々と訪れ、おにぎりや飲み物などを買っていました。
50代の住民は「郡山市の仮設住宅と、村にある家を行ったり来たりしているので、このような店があるととても便利で助かります」と話していました。
ファミリーマート開発本部の杉井良和マネージャーは、「住民の方が戻りやすいように、生活の一部を担う役割を果たしていきたいです」と話していました。

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