民主に新“言うだけ番長”誕生か！細野政調会長

細野豪志環境相兼原発事故担当相【拡大】

　野田佳彦首相（５５）は、民主党政調会長に細野豪志環境相兼原発事故担当相（４１）、幹事長代行に安住淳財務相（５０）らを起用する主要人事を内定した。若くてイケメンの細野氏起用で、政党支持率回復を狙うが、一連の言動を見る限り、前原誠司政調会長（５０）の跡を継ぐ、「新・言うだけ番長」と言われかねない。

　「昨日、野田首相から連絡いただいた際は一旦、原発事故への対応、福島の課題に専念したいと申し上げた」

　細野氏は２４日、政調会長就任を受諾した後、記者団にわざわざこう説明した。福島県庁にも出向き佐藤雄平知事に「大変悩んだ」と語った。

　だが、いくら釈明しても政調会長を受諾した意味は重い。細野氏は代表選出馬を断念した理由について、「福島のことがどうしても頭から離れなかった。政府の責任者の１人である私がこの（原発事故対応の）仕事を投げ出すことはできない」と語っていたからだ。

　細野氏は２００６年に、ニュースキャスターの山本モナさんとの不倫問題が報じられた。夕刊フジは当時、細野氏がＪＲ品川駅の改札を議員パスで通過して、山本さんと新幹線グリーン車で京都旅行に出かけたことから、「議員パス不正使用疑惑」を追及した。

　弁護士同席で取材に応じた細野氏は「議員パスの不正使用はしていない。証拠を出します」と豪語した。あれから６年経つが、本紙には何の証拠も示されていない。今回の政調会長受諾も含めて、京都大学の先輩である前原氏に匹敵する「言うだけ番長」ぶりではないか。

　崖っぷちの野田内閣の改造人事は、後任の財務相や環境相が焦点となる。前原氏は入閣する方向で、樽床伸二幹事長代行（５３）と、城島光力国対委員長（６５）も閣僚での処遇が有力視されている。

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