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規制委 福島の健康調査検証へ
11月20日 18時56分

去年3月の原発事故を受けて福島県が行っている健康管理調査に対し、県民の間から不満や不安が出ているなどとして、国の原子力規制委員会は、専門家による検討チームで調査の在り方などについて検証するとともに、長期にわたる低線量被ばくへの対応策などについて、年内にも提言をまとめることになりました。

これは、20日の原子力規制委員会の定例会で決まったもので、中村佳代子委員のほか、福島県立医科大学の大津留晶教授など5人で検討チームを作り、今月下旬から来月末にかけて、3回から4回程度、会合を開き議論するということです。
検討チームでは、福島県が行っている健康管理調査について、実施体制や方法を検証するほか、県民の間に不安がある長期にわたる低線量被ばくへの対応策についても議論し、年内にも提言をまとめるということです。
田中俊一委員長は「低線量被ばくへの取り組みが計画的になっておらず、県民から不満や不安の声が出ている。そうした声に応えられるよう提言を取りまとめたい」と話しました。

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