トップページ社会ニュース一覧液状化で噴出の土砂利用し植樹
ニュース詳細

液状化で噴出の土砂利用し植樹
11月17日 19時13分

液状化で噴出の土砂利用し植樹
K10035702711_1211171921_1211171941.mp4

千葉県浦安市で、東日本大震災の液状化現象で噴出した土砂を利用して、海岸沿いに津波や高潮の被害を減らす林をつくろうと、市民が参加して植樹が行われました。

浦安市では液状化現象で大量の土砂が噴出し、これまでに回収された土砂はおよそ7万5000立方メートルに上っています。
この土砂を海岸沿いに盛った上に木を植え、津波や高潮の際、被害を少なくする林をつくろうという取り組みが去年から続けられています。
17日は強風に雨が混じるあいにくの天気でしたが、海岸沿いの公園で、小学生などおよそ300人がシャベルなどを使って20種類の木の苗およそ1800本を植えました。
去年植樹された木は、1年で10センチから20センチ程成長したということで、市は10年以上かけて、海岸のおよそ6キロにわたって植樹することにしています。参加した小学5年生の女の子は「たくさん植えることができました。色んな木がいっぱい育ってくれたらうれしいです」と話していました。
また、45歳の会社員の男性は「震災を体験したので、防災の観点でも非常に意義を感じます」と話していました。

[関連ニュース]
このページの先頭へ