経済産業省は22日、インターネット上などから入手した違法ソフトを携帯用ゲーム機「ニンテンドーDS」でつかえるようにする機器「マジコン」の輸入を差し止めたと発表した。
不正競争防止法に基づく任天堂の申し立てを税関が受理し、21日から輸入が禁じられた。同法に基づく輸入差し止めは、今回が初めてという。
多くのゲームや音楽、映画などのソフトウエアには、違法コピーなどを防ぐプログラムが組み込まれている。こうした防護措置をDSで解除する「マジコン」の販売業者が増えており、5月には逮捕者が出た。防護措置の不正な解除による被害額は年間1600億円と推計されている。