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東証 韓国で株式上場呼びかけ11月21日 15時30分
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東京証券取引所は、韓国のソウルで中小企業を対象に行われた株式上場に関する説明会に初めて参加し、東京市場の魅力を説明して将来性のあるIT企業などに株式を上場するよう呼びかけました。
この説明会は21日、韓国の証券業の関連団体が中小企業の資金調達や海外展開を支援するためにソウルで開き、東京証券取引所も初めて参加しました。
各取引所の担当者は、出席したIT分野や部品メーカーなどおよそ230の韓国企業の関係者に、市場の魅力などを説明し、このうち東京証券取引所の担当者は、東京市場の投資家はアジアの成長企業に関心を持っているとしたうえで、「上場すればビジネスの上で知名度や信用度も上がる」と述べ、株式を上場するよう呼びかけました。
一方、ニューヨークやロンドンの証券取引所の担当者も、韓国の中小企業のうち、IT部門は将来性が高く、グローバル展開にも抵抗感が少ないとして、積極的に誘致したいという姿勢を強調しました。
東京証券取引所の小沼泰之上場推進部長は、「日本と距離が最も近く、ビジネスの結び付きも強い韓国と、いかによい関係を作れるかが課題だ」と述べたうえで、今後さらに国際的な競争力を高めたい考えを示しました。
出席した韓国の中堅貿易会社の幹部は、「これまで知らなかった日本進出に興味があり、情報を得るために来ました」と話していました。
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